女性のライフスタイルに寄り添う。大人女性の健康維持をサポートするフェミニンケアブランド「ハナミスイ」
日本語では花美水と書く「ハナミスイ」。近年注目されているフェミニンケアの分野においてリーディングカンパニーと言える存在です。
“女性を内側から美しくしたい”という想いにのせて、数々の画期的な商品が発売されています。
韓国では産後の女性の心身をケアする産後調理院という施設があり、そこでは出産により乱れた腟内のpHバランスを整えるため乳酸が用いられます。それをヒントに、乳酸配合のジェルで腟内をやさしく洗う腟洗浄器「インクリア 」が開発されました。
そこで今回は、統括マネージャーである名知英樹さんに「ハナミスイ」のこれからについてお話を伺いました。
女性の健康維持をサポートするために誕生。フェミニンケアの分野から社会貢献を
ハナミスイは2003年に大阪で会社を設立しました。「女性の健康維持をサポートしていく」といった当初からの社長の想いが今でも指針になっています。
デリケートゾーンをケアする商品といえば専用洗浄剤をイメージする人も多いと思いますが、それだけでなく、“高い機能性を持つようなものを世の中に出して社会貢献をしていきたい”という想いが根底にあります。
そこで、1回使い切りで、かつ届けたいところに注入でき、使いやすく衛生的な製品の開発に着手。会社立上げから数年を経てようやく納得のいく製品となり、今では市場で受け入れられるようになりました。
ハナミスイはフェムテック市場を牽引するブランドです
昨今は日本でもフェムテック事業が高まりを見せていて、制度自体の見直しも行われている最中です。安全面での基準が上がって行く中で、「ハナミスイ」としては、より高品位で安心して使える女性のための製品開発を進めています。
研究から製造まで“Made in Japan”を目指す
もともとハナミスイの製品は国内ではなく、オーナーの母国である韓国で処方から製造まで全てを行っていました。これまでよりも、製品の効果効能を詳しく検証・研究するために国内での研究・開発・製造が必要だと考え、2019年の7月に静岡に土地を購入しました。
2020年7月には日本国内での開発に着手し、さらに日本初の独自処方の製品を製造するために、研究所を設立しました。
研究ネットワークを形成するという意味でも日本で研究開発をやっていきたいと考えています。
また、販売する地域によってルールも異なり、日本で問題なく使えるものが韓国で使えない、韓国で使えていたものが日本では使えないといったことが起こりえます。製造する国でのローカライズも目標としています。
これからは“腟内フローラ”のケアがスタンダードに!?
現在、様々な企業がフェミニンケアに進出していますが、健康関連の博覧会で見られるフェムテックゾーンからもわかるように、最新のものでも従来からあまり代わり映えしないのが現状です。弊社では独自の技術と実績に基づき女性の健康について考えられた、従来にないものを提案していきます。
たとえば、免疫力という視点から腸活に取り組む人は増えましたが、腟にも“腟内フローラ”の細菌叢が存在します。腟の環境を整えることで、性感染症の予防的に働くのはもちろん、女性の健康維持にも役立つと考えています。今年は“腟内フローラ”に注目したアイテムが登場する年になるのではないかと思います。
腟の表面は、粘膜でできているため繊細で敏感な部分になります。皮膚は角層で防御をすることができますが、腟には簡単に悪いものが入ってしまいます。これが女性特有の病気にも影響するという研究もあるほどです。女性の健康な身体のための重要なファクターとしても腟の状態は重要だと考えます。
研究所は、処方開発者に加え、婦人科の先生、基礎研究をしている大学の先生の協力のもとに運営されています。この分野に興味を持っている人は多いものの、色々な事情で研究できない人も多いのが現状です。世界的にもまだ取り組んでいる人が限られている分野なので、イノベーションを起こすチャンスがある分野でもあります。市場から盛り上げていきたいですね。
気持ちも晴れやかにしてくれる、そんな商品になるよう心がけています!
「ハナミスイ」の商品が普及することによって、女性を内側から美しく、さらに気持ちも晴れやかにしていきたいと想いを込めて、これからも研究開発を続けてまいります。
女性の社会進出がますます盛んになる時代に、一人ひとりが自分の身体と向き合い、ライフステージごとに自分にあったケアをしていくときに、ハナミスイの商品が役に立てばいいなと思います。