ハナミスイは、使い捨てカイロを再利用し、河川の水質を良くするGo Green Group株式会社の推進する「Go Green Project」のPOND会員*になりました。
*ポンド会員とは、Go Green Group株式会社のサポーター再度で年間賛助会員制度のことです。PONDの他、RIVER会員、LAKE会員、OCEAN会員などがあります。
使い捨てカイロをアップサイクル
ハナミスイは2003年の創業以来、女性特有の悩みを解決すべく、インティメイトエリアに特化した商品の開発・研究を進め、今年で20周年を迎えます。ハナミスイの社名は、漢字で書くと「花美水」と表記し、台湾ハナミスイでは「花美水」を正式名称としています。水にかかわる社名を持った弊社は、水に対して特別な想いを抱いています。
弊社の社員がある日、テレビでGo Green Projectを紹介しているのを見て、使い捨てカイロが資源になることを知り、自分が使ったカイロをリサイクルに出していました。使い捨てカイロに含まれている二価鉄イオン(Fe2+)が特殊加工をすることでヘドロと反応し、無害化し水質を改善します。
多くの人にこのプロジェクトを知ってもらうために使用済みカイロを集めたいと、会社で協力を募りました。2022年11月1日~2023年3月31日まで、社内で使用済みカイロの回収ボックスを設置したところ、大小合わせて約70個以上、約2.7キロの使用済みカイロが集まりました。これらは、Go Green Projectの規定に則りビニール袋に詰めてから梱包し、集積所に送られました。
使い捨てカイロのその後のアンケート
普通は使い捨てカイロは使用後にどのようにされているのでしょうか。簡単なアンケートを実施して、使い捨てカイロのその後を調査してみました。
2022年12月~2023年3月ごろまでは寒波の影響など大変寒い冬となりましたが、まずは300名の女性にアンケートを実施し、使い捨てカイロを何個くらい消費したかを聞いてみました。
(アンケート調査概要 女性向け体調管理アプリ「ラルーン」登録者様へアンケートを配信
アンケート期間:2023/4/4~2023/4/9 回答者数:300名 年齢:18~66歳)
300名の女性で、この冬カイロを利用した方は214名。50個以上利用された方もおり、多くの女性が寒さ対策をしていたことが分かります。
次に、そのカイロをどのように処分したかを聞きました。
ほとんどのカイロは「使い捨てカイロ」の名の通り、98%が使い捨てられていました。多くの人は使い捨てカイロが資源になることを知らないため、使用後はそのまま捨てているのでしょう。そこで、「使い捨てカイロに使用されている鉄を特殊加工すると、水をきれいにすると知っていましたか?」と質問をしてみました。
予測通り、92.3%の方が使い捨てカイロが資源になることを知りませんでした。しかし、ひとたび使い捨てカイロの使用後に活路があるとわかれば、89%の方がリサイクルをした方がいいと答えています。
環境に配慮した生活は、今後もっと重要視されていくでしょう。使い捨てカイロはもはや使い捨てではなくなり、カイロに使用されている鉄もますます大切な資源として扱われていくと思われます。まだ小さな一歩ではありますが、ハナミスイは今後もカイロの回収があれば参加し、SDGsに貢献してまいりたいと考えております。
Go Green Projectとは
寒い冬に活躍する使い捨てカイロに使用されている鉄を加工し、汚れた河川や海に入れて水をきれいにする活動です。Go Greenとは、英語圏で「自然と共存しよう」というような意味で使用されています。一度人によって汚染された水が浄化され、再び共存できる環境にしたいという思いが込められています。
https://go-green-group.com