Wettrust & Hanamisuiのグローバル展開

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2025.10.01
  • コラム

Wettrustは、韓国に本社を構えるフェミニンケア分野のリーディングカンパニーであり、腟内洗浄器やフェムケア製品の研究・開発を行っています。

同社は、日本(株式会社ハナミスイ)、中国、台湾、香港、ベトナム、タイなど、アジア圏を中心としたグローバル市場へ進出しています。グローバル展開の目的は、「世界中の女性が安心して使えるフェミニンケア製品を届けること」です。韓国で培った技術力と信頼性を武器に、各国の市場ニーズに適応しながら事業を拡大しています。

なぜフェムケアなのか?

代表の方智煥氏がフェムケアに取り組んだきっかけは、韓国と日本でデベロッパー事業を行っていた際、日本の新聞で潤滑ゼリーの広告を目にしたことです。その広告を通じて、多くの女性が腟の乾燥に悩み、性交痛に苦しんでいる実情を知り、女性の健康をサポートする製品への強い関心を抱くようになりました。

男性がフェムケア商品の開発に携わることに対しては、懐疑的な意見もありますが、代表の方氏はこう語っています。「男性である自分だからこそ、より良い製品をお客様に届けることができると実感しています。実際に使用することはできませんが、使用者の声に耳を傾け、データをもとに製品を改善し続けることができるからです。常に客観的な立場でフェムケアを見つめることで、より効果的で価値のある製品を提供できると信じています。」

海外進出のはじまり: 最初の挑戦

Wettrust社が最初に進出を決めた海外市場の一つが日本です。2003年、韓国で研究・製造を行い、製品の販売を日本市場で開始しました。当初、日本では腟ケアに対する認識が遅れており、「腟は洗うものではない」という考えが一般的で、腟内ケアの重要性を訴えることが難しかったのです。しかし、医師の意見も徐々に変化し、腟内ケアを一定範囲で行うことが健康的だという認識が広がり始めました。

当時、日本には注射器型の腟洗浄器が存在しておらず、日本で一般医療品として販売許可を得るまでには6年もの歳月がかかりました。その中で、

Wettrustが最もこだわったのは「品質」です。女性が腟内に使用する製品であるため、消費者の不安は非常に大きく、細心の注意が必要でした。そのため、外側はもちろん、内側に至るまで微生物が入らないよう、徹底した清潔な状態での運送システムを構築することに非常に苦労しました。

アジア市場拡大の軌跡

Wettrustは、日本市場での経験を活かし、中国、台湾、香港、モンゴル、ベトナムなど、アジア市場への展開を加速させました。

例えば、中国では、輸出入規制の変動による影響を緩和し、現地の若者を中心に高まる国産商品への関心に応えるため、現地に生産基盤を構築する決断を下しました。

また、台湾の総代理店はもともと町工場を営んでいましたが、経営状況が厳しくなり、代理店業務にシフトすることを決意しました。その後、Wettrust社の商品を取り扱いたいという申し出を受け、Hanamisui Taiwanが設立されました。代表の方氏は3年間にわたってこのパートナーをサポートし、台湾市場においてコンテナ単位で商品を輸入するまでに至る成功を収めました。

各国を繋ぐ企業文化・理念

Wettrustは、国ごとに異なる文化や市場環境に適応しながらも、一貫した企業理念を貫いています。それは、「女性の健康を守るための革新的な製品を提供する」という理念です。この理念を基盤に、Wettrustは世界各地で事業を展開しています。

また、グローバル展開を進める中で、Wettrustは現地パートナーとの信頼関係を最も大切にしています。「人柄」を重視し、共に本気でWettrustの理念を遂行できるパートナーを選び、長期的な関係を築いています。信頼できるパートナーと共に歩むことが、企業の成長と成功を支える重要な要素となっています。

今後のグローバル戦略・展望

今年、Wettrustはタイとインドネシアでの販売を開始する予定です。これにより、さらに多くのアジア市場への進出が実現し、同社のフェムケア製品が広がりを見せることになります。

今後、Wettrustはヨーロッパや北アメリカ市場への進出を視野に入れています。特に、東洋人と西洋人では腟のサイズに違いがあるため、アメリカやヨーロッパ市場向けに商品をローカライズする必要があります。

こうしたローカライズを通じて、Wettrustは「女性の健康を守るための革新的な製品を提供する」という企業理念を世界中で実現していきます。

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